この記事では『Microsoft Outlook(以下Outlook)』 に、自身が持つメールアドレスを設定する方法を説明します。
- 使用するパソコンに『Outlook』がインストールされていること。
- 受信できるメールアドレスを持っていること。
※一部のフリーメールでは、Outlook に設定をすることができない場合があります。
メール送受信の仕組みについて
実際のハガキが届くまでの流れ
メールが届くまでの流れ
実際のハガキとメールとの相関関係
メールアドレスの詳細について
hello | アカウント名(ユーザー名) |
sample.com | ドメイン |
@ | アカウント名とドメインを結ぶ記号 |
メールを設定するのに必要な情報
1) メールアドレス | 例:hello@sample.com |
2) パスワード | |
3) メール受信サーバー名 | 例:pop.sample.com |
4) メール受信プロコル | 例:POP3S |
5) メール送信サーバー名 | 例:smtp.sample.com |
6) メール送信プロコル | 例:SMTPS |
7) 暗号の有無及び暗号の方式 | 例:SSL/TLS |
専門用語解説
ドメイン
プロトコル
POP3(ポップスリー)
IMAP(アイマップ)
SMTP(エスエムティーピー)
POP3S(POP3 over SSL/TLS)
IMAPS(IMAP over SSL/TSL)
SMTPS(SMTP over SSL/TSL)
ポート
プロトコルと対応ポート番号
プロトコル | ポート番号 |
---|---|
POP3 | 110 |
IMAP | 143 |
SMTP | 25,587 |
POP3S | 995 |
IMPAPS | 993 |
SMTPS | 465 |
暗号方式
メール送信サーバー
メール受信サーバー
Outlook にメールを設定する。
Outlook を起動する
メール設定が無い Outlook を起動すると、メール設定画面が現れますので、
『メールアドレス』を入力し、次に『詳細オプション』をクリックします。
入力が完了すると『接続』がクリック可能になるため、「自分で自分のアカウントを手動で設定」にチェックを入れ『接続』をクリックします。
※「自分で自分のアカウントを手動で設定」にチェックを入れない場合、Outlook 側で最適な設定を行ってくれるのですが、期待する内容にならないこともあるため、ここでは手動設定とします。
メールサーバーを設定する
適切なプロトコルを設定します。
ここでは『POP』を選びます。
※メール受信プロトコルが『IMAP』の場合は IMAPを選んでください。
他の項目については、機会があれば説明します。
『POP』に関する、『受信メール』の情報及び、『送信メール』の情報を入力します。
「セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログインが必要」について
Microsoftの公式コミュニティによると、
>Secure Password Authentication (SPA) is a proprietary Microsoft protocol used to authenticate Microsoft email clients with an electronic mail server
(SPA) は、Microsoft 電子メール クライアントを電子メール サーバーで認証するために使用される独自の Microsoft プロトコルです。
と、あります。
SSL/TLSなどの暗号技術があとから現れたなどの理由から、現状ほぼ使われることはありません。
そのため『SPA』は無視して考えても問題はありません。
入力が完了すると『次へ』がクリック可能になるため『次へ』をクリックします。
パスワードを入力する
『パスワード』を入力し『接続』をクリックします。
設定内容及び、パスワードのすべてが正しい場合、設定完了の結果画面が現れます。
「Outlook Mobile をスマートフォンにも設定する」は、今回は行いませんのでチェックを外します。
『完了』をクリックします。
設定完了画面
設定が完了すると、メールを送受信することができる画面が現れます。
今後『Outlook』を起動した場合は、これと同画面が現れます。