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Outlook にメールアカウントを設定する

この記事では『Microsoft Outlook(以下Outlook)』 に、自身が持つメールアドレスを設定する方法を説明します。

 
Outlook にメールアドレスを設定するためには、以下条件を満たしている必要があります。
  • 使用するパソコンに『Outlook』がインストールされていること。
  • 受信できるメールアドレスを持っていること。

※一部のフリーメールでは、Outlook に設定をすることができない場合があります。

 
また本記事では、設定の説明を行う前にメールの仕組みや専門知識の解説もしています。
これら情報が特に必要ないという方は、以下目次から「Outlook にメールを設定する。」をクリックし、先にすすんでいただくようお願いします。
 
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目次

メール送受信の仕組みについて

メールを送信してから受信相手に届くまでの流れを、実際のハガキを郵送した場合と比較し、図解で説明します。

実際のハガキが届くまでの流れ

メールが届くまでの流れ

実際のハガキとメールとの相関関係

メールアドレスの詳細について

メールアドレスは、以下のように構成されています。
例) hello@sample.com 
 ※ メールアドレス「hello@sample.com」は存在しません。
hello アカウント名(ユーザー名)
sample.com ドメイン
@ アカウント名とドメインを結ぶ記号

メールを設定するのに必要な情報

1) メールアドレス 例:hello@sample.com
2) パスワード  
3) メール受信サーバー名 例:pop.sample.com
4) メール受信プロコル 例:POP3S
5) メール送信サーバー名 例:smtp.sample.com
6) メール送信プロコル 例:SMTPS
7) 暗号の有無及び暗号の方式 例:SSL/TLS
※3・5) は専門知識があれば知ることは可能です。
 
メールは送信・受信それぞれ異なる仕組みで動いています、そのため送信受信それぞれへの設定をするための情報が必要になります。

専門用語解説

ドメイン

ハガキでいうところの、住所にあたるものです。
「sample.com」は、世界に1つしかない住所(一意/ユニークのもの)で、他人(利用権限のない人)は使用できません。
ただ 「sample.co.jp」「sample.jp」「sample.net」など、「sample」部分だけで見れば、多数使用することができます。
また「mail.sample.com」という使い方もできます。
※ドメインの詳細については別の機会で説明します。

プロトコル

「通信の約束事」のことです。

POP3(ポップスリー)

メール受信に関するプロトコルです。

IMAP(アイマップ)

メール受信に関するプロトコルで『POP3』 とは異なる仕組みになります。
※『POP3』と『IMAP』さくらインターネットにわかりやすい図解があるため、そちらを参考にしてみてください。

SMTP(エスエムティーピー)

メール送信に関するプロトコルです。

POP3S(POP3 over SSL/TLS)

上記『POP3』に暗号の規格(SSL/TLS)を+したプロトコルです。

IMAPS(IMAP over SSL/TSL)

上記『IMAP』に暗号の規格(SSL/TLS)を+したプロトコルです。

SMTPS(SMTP over SSL/TSL)

上記『SMTP』に暗号の規格(SSL/TLS)を+したプロトコルです。

ポート

プロトコルごとに割り当てられる 0~65535 のいずれかの数字(番号)です。
※1つのプロトコルに複数割り当てられることもあります。

プロトコルと対応ポート番号

プロトコル ポート番号
POP3 110
IMAP 143
SMTP 25,587
POP3S 995
IMPAPS 993
SMTPS 465

暗号方式

SSL/TLS
暗号の規格です。
STARTTLS
暗号の規格です。
『SSL/TLS』より後発・メールに特化した暗号に関する技術で、今後の主流となり得る技術です。

メール送信サーバー

メールソフトなどから受け取ったメールにある「ドメイン」宛に、メールを送信(受信サーバーへ中継・転送)するためのサーバーです。

メール受信サーバー

メール送信サーバーなどから受け取ったメールを「アカウント名」に仕分けるためのサーバーです。
『メール送信サーバー』と『メール受信サーバー』は、物理的に1つの機械(デバイス)にまとめることも可能です。
 

Outlook にメールを設定する。

Outlook を起動する

メール設定が無い Outlook を起動すると、メール設定画面が現れますので、

『メールアドレス』を入力し、次に『詳細オプション』をクリックします。

 

入力が完了すると『接続』がクリック可能になるため、「自分で自分のアカウントを手動で設定」にチェックを入れ『接続』をクリックします。

※「自分で自分のアカウントを手動で設定」にチェックを入れない場合、Outlook 側で最適な設定を行ってくれるのですが、期待する内容にならないこともあるため、ここでは手動設定とします。

メールサーバーを設定する

適切なプロトコルを設定します。

ここでは『POP』を選びます。

※メール受信プロトコルが『IMAP』の場合は IMAPを選んでください。

他の項目については、機会があれば説明します。

『POP』に関する、『受信メール』の情報及び、『送信メール』の情報を入力します。

「セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)でのログインが必要」について

Microsoftの公式コミュニティによると、

>Secure Password Authentication (SPA) is a proprietary Microsoft protocol used to authenticate Microsoft email clients with an electronic mail server

(SPA) は、Microsoft 電子メール クライアントを電子メール サーバーで認証するために使用される独自の Microsoft プロトコルです。

と、あります。

SSL/TLSなどの暗号技術があとから現れたなどの理由から、現状ほぼ使われることはありません。

そのため『SPA』は無視して考えても問題はありません。

入力が完了すると『次へ』がクリック可能になるため『次へ』をクリックします。

パスワードを入力する

『パスワード』を入力し『接続』をクリックします。

設定内容及び、パスワードのすべてが正しい場合、設定完了の結果画面が現れます。

「Outlook Mobile をスマートフォンにも設定する」は、今回は行いませんのでチェックを外します。

『完了』をクリックします。

設定完了画面

設定が完了すると、メールを送受信することができる画面が現れます。

今後『Outlook』を起動した場合は、これと同画面が現れます。

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