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会社のファイルサーバーにおすすめのNAS 5選

この記事では、会社のファイルサーバーにおすすめのNAS5選を紹介します。会社の資料やデータをネットワークのストレージ上(HDDやSSD)から持ってこれたら便利です。そんな時は、テレワークや外出先から外部ストレージのNASに接続するのがおすすめです。ここでは、「会社や仕事で使うNASの選び方」のポイントを押さえた、ファイルサーバーにおすすめのNAS5選を紹介します。

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目次

NASとは

NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワークを使用したHDDやSSDなどのストレージのことです。NASを導入することで、会社のPCデータを一括で扱うことができます。NASは、有線または無線でアクセスできるネットワーク用のストレージで、OSを内蔵しているので単体のファイルサーバーとして機能します。NASのメリットは、LAN接続で簡単に構築できコストを抑えられる点です。

会社や仕事で使うNASの選び方

ここでは、会社や仕事で使うNASの選び方について説明します。中小企業でNASを導入する場合には、以下の内容に注目する必要があります。

業務内容に応じた容量を選ぶ

NASを選ぶ前に、あらかじめ容量を確認することが大切です。中小企業の場合、扱うデータ量が少ないのであれば、NASを導入するのがおすすめです。NASは、サーバー型の複雑で高価なSANよりも、導入のハードルが低く・コストを抑えることができます。

導入時の手間はかかるものの、NASキットを選べば容量を柔軟にカスタマイズできるのがポイントです。場合によっては、同容量の完成品よりもコストを抑えて導入できる場合があります。

RAID機能を搭載したものを選ぶ

RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)とは、安価なHDDを組み合わせて冗長性(耐障害性システム全体を二重化することで信頼性・安全性を高めるしくみ)のあるストレージを構築するために提唱されました。これにより、システムに問題が発生した場合でもデータが完全に失われることを防ぎます。

RAIDの種類

RAIDレベル信頼性利用可能容量スピードHDD構成台数
RAID0(ストライピング:複数のHDDに分散して読み書き)×(1台のドライブが故障しただけでデータが失われる)◎(複数台の組み合わせたHDDの100%の容量を使用可能)◎(読み書き速度が速い)2台以上
RAID1(ミラーリング:複数台のHDDに同じ内容を書き込む)〇(1台のドライブが故障してもシステムを稼働できる)×(複数台に同じデータを持っているので容量が50%になってしまう)×(読み書き速度が遅い)2台
RAID5(RAID0+パリティ生成)3台以上
RAID6(RAID0+二重のパリティ生成)4台以上
RAID10(RAID0とRAID1の組み合わせ)4台以上

セキュリティ(脆弱性、盗難、ウィルス対策など)

NASは、複数の人がネットワークに接続するのでセキュリティに対応する必要があります(ネットワークの脆弱性・盗難・ウィルス対策)。

NASに搭載されているセキュリティ機能

脆弱性の項目は、共有フォルダーにアクセス権を付与することで、みだりに不特定多数の人がアクセスできないようにし、情報漏洩のリスクを低減します。

盗難の項目は、物理的な盗難に対処するために、NAS本体背面にある盗難防止用金建取付穴(ケンジントンスロット)に対応のワイヤーケーブルなどでロックします。これにより、NASの盗難による情報の流出を防ぐことができます。

ウィルス対策の項目は、ウィルス対策機能を搭載したNASを使用することにより、ウィルスの侵入をリアルタイムで監視することができます。これにより、万が一ウィルス対策が不十分なPCがウィルス感染ファイルをNASに転送したとしても対処可能です。

リモートアクセス機能(テレワーク対応したい場合など)

リモートアクセス機能とは、外出先から会社のファイルサーバー(NAS)にアクセスする機能です。外出先に会社のデータを持ち出すには、自分のPCのHDDやUSBメモリにデータをコピーする方法がありますが、それだと容量的に限られたものになってしまいます。

しかし、リモートアクセス機能の搭載されたNASであれば、会社のデータが全て集約されているNASにリモートアクセスすることで、必要なデータを選んで使用することが可能です。

サポートの充実度

会社にNASを導入する場合、サポートが充実したものを選ぶ必要があります。ハードウェアに長期保証が付いている製品や、NASの状態をネットワーク監視する「クラウド管理機能」が搭載されたものがおすすめです。そして、「設置・保守サービス」や「データ復旧サービス」、買い替え時の「NASリプレイスサービス」などのサポートが付いていると安心してNASを導入することができます。

Windows Storage Server搭載のものがおすすめ

「Windows Storage Server」搭載のNASは、その他のLinuxベースのOSとは違い、Windows系列のOSなので、Windows環境との親和性が高くなっています。そのため、リモートデスクトップの設定など、操作性もWindowsそのままのものを使用可能です。

おすすめのNAS5選

ここでは、会社のファイルサーバーにおすすめのNAS5選を紹介します。以下の商品概要を解説します。

LAN DISK(HDL2-Z19WATA-Bシリーズ)

[https://www.iodata.jp/product/nas/wss-nas/hdl2-z19wata-b/index.htm](https://www.iodata.jp/product/nas/wss-nas/hdl2-z19wata-b/index.htm)

アイ・オー・データの「LAN DISK (HDL2-Z19WATA-Bシリーズ)」は、「5年保証」と「データ復旧サービス(150万円相当)」が標準添付されたモデルです。この機種は、「Windows Server IoT 2019 for Storage Workgroup Edition」を搭載した法人向けのファイルサーバーで、コンパクト設計なので設置場所が限られる小中規模のオフィスに最適です。

LAN DISK(HDL4-Z22WATABシリーズ)

[https://www.iodata.jp/product/nas/wss-nas/hdl4-z22watab/index.htm](https://www.iodata.jp/product/nas/wss-nas/hdl4-z22watab/index.htm)

アイ・オー・データの「LAN DISK(HDL4-Z22WATABシリーズ)」は、「5年保証」と「データ復旧サービス(150万円相当)」が標準添付されたモデルです。この機種は、「Windows Server IoT 2022 for Storage Standard Edition」を搭載した法人向けのファイルサーバーです。コンパクトな筐体でオフィスに設置しやすく、サーバーOSならではの高度な設定が可能になっています。

Buffalo TS5210DF0202

[https://www.buffalo.jp/product/detail/ts5210df0202.html](https://www.buffalo.jp/product/detail/ts5210df0202.html)

バッファローの「Buffalo TS5210DF0202」は、専用のクラウド管理サービスにより、NASのデータをクラウドにバックアップすることが可能です(稼働状況の把握・稼働状況の共有・遠隔簡易操作・設定情報の保存が含まれます)。その他、ウィルスチェック機能や保守・交換用HDDなどが用意されているので、安心してNASを運用することができます。

BUFFALO Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition搭載 2ベイデスクトップNAS 8TB WS5220DN08S9

[https://www.amazon.co.jp/BUFFALO-Standard-Edition搭載-2ベイデスクトップNAS-WS5220DN08S9/dp/B0B6NR8SVV/ref=sr_1_4?__mk_ja_JP=カタカナ

&crid=31L8QLRA48VDL&keywords=buffalo+法人+nas&qid=1681368828&sprefix=buffalo+法人

+nas%2Caps%2C236&sr=8-4](https://www.amazon.co.jp/BUFFALO-Standard-Edition%E6%90%AD%E8%BC%89-2%E3%83%99%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97NAS-WS5220DN08S9/dp/B0B6NR8SVV/ref=sr_1_4?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=31L8QLRA48VDL&keywords=buffalo+%E6%B3%95%E4%BA%BA+nas&qid=1681368828&sprefix=buffalo+%E6%B3%95%E4%BA%BA+nas%2Caps%2C236&sr=8-4)

バッファローの「Buffalo WS5220DN08S9」は、Windows Server IoT 2019 for Storage Standardを搭載した法人向けのモデルです。この機種は、多彩なデータ保護機能を搭載し、「シャドウコピーを使用した復元ポイントの保存」や「遠隔地の本機種にインターネット経由で自動同期」などの機能で会社のデータを守ります。また、「データ復旧サービス」や「データ消去ソフトウェア」にも対応しているので安心して利用することができます。

BUFFALO TeraStation WS5420DN Windowsサーバー IoT 2019 スタンダード 32TB 4ベイ NAS(4x8TB) NASHDD付属

[https://www.amazon.co.jp/BUFFALO-TeraStation-WS5420DN-Windowsサーバー-NASHDD付属/dp/B091SFMR18/ref=sr_1_8?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=31L8QLRA48VDL&keywords=buffalo%2B法人%2Bnas&qid=1681368828&sprefix=buffalo%2B法人%2Bnas%2Caps%2C236&sr=8-8&th=1](https://www.amazon.co.jp/BUFFALO-TeraStation-WS5420DN-Windows%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC-NASHDD%E4%BB%98%E5%B1%9E/dp/B091SFMR18/ref=sr_1_8?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=31L8QLRA48VDL&keywords=buffalo%2B%E6%B3%95%E4%BA%BA%2Bnas&qid=1681368828&sprefix=buffalo%2B%E6%B3%95%E4%BA%BA%2Bnas%2Caps%2C236&sr=8-8&th=1)

バッファローの「Buffalo WS5420DN08S9」は、Windows Server IoT 2019 for Storage Standardを搭載した法人向けのモデルです。この機種は、「最長7年までの保守」や万が一のトラブルから早期復旧をサポートする「保守パック(オプション)」を用意しています。また、データをオンラインストレージに保存する「オンラインストレージサービス」と連携が可能です。

まとめ

ここまで、会社のファイルサーバーにおすすめのNAS5選を紹介してきました。どの機種も、長期保証やクラウドバックアップサービスなどの多彩な保守サポートが用意されている点が特徴です。また、HDDもNAS専用の高品質なものを使用しているので、安心して利用できます。

NASの容量は、会社の用途に応じて選ぶことでコストを抑えたり、大容量のバックアップにも対応した製品を選ぶことが可能です。また、ほとんどの機種はWindows系列のOSを搭載しているので、設定・管理が行いやすくなっています。ぜひ、この記事を参考に会社のファイルサーバーに使用するNASを選んでみて下さい。

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