この記事では、VMware PlayerにCentOSをインストールして仮想マシンを構築する方法を解説します。
今回インストールするCentOSはバージョン6.9で、VMware独自の簡易インストールではなく、ブートから始まるセットアップ手順となっております。
インストール手順
まず、CentOSのISOイメージををダウンロードします。32bitと64bitの2種類がありますが、ここでは64bitで進めていきます。
32bit:http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.9/isos/i386/
64bit:http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/CentOS/6.9/isos/x86_64/
[CentOS-6.9-x86_64-minimal.iso]という最小限必要なパッケージが入っているISOイメージをダウンロードします。

VMware Playerを起動し、[新規仮想マシンの作成]を選択します。

[後でOSをインストール]にチェックを入れて次に進みます。

ゲストOSに[Linux]、バージョンで[CentOS 64ビット]を選択して次に進みます。

仮想マシン名に[ゲストOSの名前を入力]し、保存場所を[参照から指定]します。

[ディスク最大サイズ]から仮想マシンのサイズを決定します。推奨サイズは20GBです。ホストとなる自分のパソコンのディスクサイズを考慮して決定しましょう。

これで基本的な設定は完了です。[完了]を選択し、ウィザードを終了します。

ダッシュボードの左枠に今作った仮想マシンの名前が表示されます。[仮想マシンの設定編集]を選択します。

[ISOイメージファイルを使用する]にチェックを入れ、1の手順でダウンロードしたISOイメージを指定して[OK]を選択します。

[仮想マシンの再生]を選択して仮想マシンを起動します。

ブート画面が起動します。[Install or upgrade an existing system]を選択します。

メディアテストは[Skip]を選んで飛ばします。

インストール画面が表示されますので次に進みます。

言語では[Japanese(日本語)]を選択して次に進みます。

キーボードも同様に[日本語]を選択して次に進みます。

[基本ストレージデバイス]を選択して次に進みます。

[はい。含まれていません。]を選択します。新規インストールの場合は問題ないのですが、既にOSがインストールされている場合は、パーティションが削除されてしまいますので慎重に判断しましょう。

ホスト名を入力して次に進みます。

タイムゾーンは[アジア/東京]を選択して次に進みます。

パスワードを入力します。一般的に推奨されているパスワードは、英大文字、英小文字、数字、記号を交えて8文字以上の組み合わせです。

新規インストールに関しては標準でチェックされている[既存のLinuxシステムを入れ替える]で問題ないでしょう。[カスタムレイアウトを作成する]を選択すればパーティションをカスタマイズできますが、その手順は別の機会に解説します。
[変更をディスクに書き込む]を選択して次に進みます。

インストールが開始されますので終了するまで待ちましょう。
インストールが完了したら右下の[再起動]を選択し、仮想マシンを再起動します。

再起動が完了するとOSが起動します。ユーザー名を[root]、前項で設定したrootのパスワードを入力すればログインすることができます。
