この記事では、Windows 10で高速スタートアップを有効・無効にする方法を解説します。
『高速スタートアップ』とは、パソコンの起動を速くするため、シャットダウン時にメモリやCPUを始めとする構成情報などの状態を保存しておく機能です。これにより起動が高速化されます。
Windows 10では標準で高速スタートアップが有効になっていますが、起動が高速化される反面、この機能にはデメリットがあります。
機能の特性上、前回終了時の情報を起動時に読み込むため、新しいハードウェアの構成情報が反映されなかったり、不具合が起こることがありえるのです。
上記のことを踏まえ、有効・無効の切り替え方を覚えておくと便利です。
目次
設定手順
スタートメニューから[設定]を選択します。

設定ウィンドウが開いたら[システム]を選択します。

左のメニューから[電源とスリープ]を選択します。右側に画面の設定が表示されるので、[電源の追加設定]を選択します。

電源オプションのウィンドウが開きます。左のメニューから[電源ボタンの動作を選択する]を選択します。

[現在利用可能ではない設定を変更します]をクリックします。

下部にある[シャットダウン設定]が有効になります。デフォルトでは[高速スタートアップを有効にする(推奨)]にチェックが付いています。無効にしたい場合はチェックを外し、変更を保存して設定を終了します。

最後に
冒頭でデメリットについて述べましたが、そちらを改善する方法があります。
終了する時、スタートメニューからShiftを押しながらシャットダウンすると高速スタートアップを利用しない完全なシャットダウンになります。ハードウェアの構成が反映されないなどの問題が発生した際には試してみてください。