この記事では、Windows 10でシステムを復元してパソコンを以前の状態に戻す方法をご紹介します。
- 近急にパソコンの動作が重くなった
- 新しいソフトをインストールしてから動作が不安定
- パソコンが頻繁にフリーズするようになった
などなど、パソコンの不調に困ってしまうことはありませんか。初期化すれば直りそうだけど再セットアップが面倒…という時はWindowsの標準機能にある『システムの復元』を試してみるのがおすすめです。
システムの復元とは
システムの復元とは、ある特定のタイミングでシステムの状態を保存しておき、そのポイントの状態を復元することによりシステムの不具合の解決などを行うことができる機能です。
復元ポイントがいくつか残っていれば、「アプリのインストール前の状態」や「2021年5月24日の状態」など、復元ポイントが取得された状態にPCを戻すことができます。
パソコンの初期化が最終手段ではありますが、それを決断したのであればその前に試してみて損はありません。
作業の特性上、パソコンの起動などに重大な影響をもたらす可能性もありますので、重要なデータは事前にバックアップを取ってください。
システムの復元ポイントを設定
システムの復元ポイントの設定は標準では無効になっています。残念ながらこちらを設定しておかなければシステムの復元は実施できないので諦めましょう。
事前に設定しておくことでいつ起こるかわからない不具合に備えます。
まず、スタートメニューで『復元ポイント』と検索します。すると候補に『復元ポイントの作成』が表示されるのでそちらをクリックします。

システムの復元が使えない
初期の状態では、以下の画像の様に『システムの復元』のボタンがクレーアウトして押せないため設定することができません。

その場合は以下の手順を参照し、まずWindowsのシステムの保護を有効にする必要があります。

システムの復元を開始する
システムの保護を有効にするとボタンが押せるようになります。

システムの復元のウィザードが開始されます。今回は『推奨される復元』から復元を実施します。いつの時点のバックアップなのかは『時刻』のところに日時の記載があります。
復元ポイントを変えたい場合は『別の復元ポイントを選択する』から復元したい日付を選択します。

確認が表示されるので、問題なければ『完了』をクリックします。

最終確認です。腹を決めて『はい』をクリックします。クリック後に復元の処理が開始されます。

復元が完了しPCが再起動から復帰すると以下のダイアログが表示されます。これで全ての作業が完了です。
