この記事では、Microsoft Outlook(以下Outlook) の概要についてとOutlook を使用することのできるMicrosoft の商品とプランについて紹介します。
現在でも電子メール(以下メール)は、組織内や取引先とのやりとに欠かせないツールの一つです。
Outlook はメールを送受信するのに必要な、メールクライアント(またはメーラー)と言われる、メールを管理するソフトウエアのひとつです。
今回は Outlook の入手方法について説明していきます。
目次
Windows XP までに標準でWindows にインストールされていた『Outlook Express』というメールクライアントがあったのですが、そのせいか混合している人は多いようです。
outlook の日本語訳は 見解・見通し などを表す名詞です。
Outlook の用途
Outlook には原則管理をする、任意のメールアドレスが必要です。
そのメールアドレスを登録(設定)することで、メール送受信が可能になります。
Outlook の入手方法(Outlookが付帯されるMicrosoftの商品・プラン)
Outlook は Microsoft が提供する Microsoft 365 という商品のサービス提供をうけることで、Outlookを入手し使用することができます。
※一部例外あり
その『Microsoft 365』には個人・企業、その規模など様々なプランがあります。
可能な限りの洗い出しをしてみた。参考資料としてご活用ください。
可能な限りの洗い出しをしてみた。参考資料としてご活用ください。
Microsoft 365 プラン一覧表
用途 | プラン名 | 費用(円・税別) | Outlook | |
---|---|---|---|---|
家庭向け | Microsoft 365 Family | 18,400/年(税込) | 〇 | |
Microsoft 365 Personal | 12,984/年(税込) | 〇 | ||
Office Personal 2021 | 32,784(買切り価格・税込) | 〇 | ||
Office Home & Business 2021 | 38,284(買切り価格・税込) | 〇 | ||
一般法人向け | Microsoft 365 Business Basic | 650/人月 | 〇 | |
Microsoft 365 Apps for business | 900/人月 | 〇 | ||
Microsoft 365 Business Standard | 1,360/人月 | 〇 | ||
Microsoft 365 Business Premium | 2,390/人月 | 〇 | ||
教育機関向け | 学生用 | Office 365 A1 | 無料 | 〇 |
Office 365 A3 | 270/人月 | 〇 | ||
Office 365 A5 | 650/人月 | 〇 | ||
教職員用 | Office 365 A1 | 無料 | 〇 | |
Office 365 A3 | 350/人月 | 〇 | ||
Office 365 A5 | 870/人月 | 〇 | ||
政府機関向け | Office 365 E1 | 記載なし | ✕ | |
Office 365 E3 | 記載なし | 〇 | ||
Office 365 E5 | 記載なし | 〇 | ||
非営利団体向け | 中小規模の非営利団体 | Microsoft 365 Business Basic (非営利団体職員向け価格) | 300 ユーザーまで無料 | 〇 |
Microsoft 365 Business Standard (非営利団体職員向け価格) | 330/人月 | 〇 | ||
Microsoft 365 Business Premium (非営利団体職員向け価格) | 600/人月(10 ユーザーまで無料) | 〇 | ||
大規模な非営利団体 | Microsoft 365 E3 (非営利団体職員向け価格) | 980/人月 | 〇 | |
Microsoft 365 E5 (非営利団体職員向け価格) | 2,450/人月 | 〇 | ||
現場担当者向け | Microsoft 365 F1 | 240/人月 | ✕ | |
Microsoft 365 F3 | 870/人月 | 〇 | ||
Office 365 F3 | 430/人月 | 〇 | ||
大企業向け Microsoft 365 | Microsoft 365 E3 | 3,910/人月 | 〇 | |
Microsoft 365 E5 | 6,200/人月 | 〇 | ||
Microsoft 365 F3 | 870/人月 | 〇 | ||
大企業向け Office 365 | Microsoft 365 Apps for enterprise | 1,300/人月 | 〇 | |
Office 365 E1 | 1,090/人月 | 〇 | ||
Office 365 E3 | 2,500/人月 | 〇 | ||
Office 365 E5 | 4,130/人月 | 〇 | ||
Office on the web | 無料 | 〇 |
表をみると Microsoft 365 の中に Office 365 というプラン名があるのがわかります。
Office on the web について
『Microsoft 365』の中ある『Office on the web』は「無料で使用することができる、Web版」です。
Microsoftが発行するフリーメールアドレスを取得することで『Outlook のWeb版』も無償で使用することができます。
インストール版とWeb版について
Microsoft 365 の Outlook には、インストール版 と Web版 があります。
ひとつ前に説明した Office on the web は無料で使用できるとお伝えしましたが、有償のMicrosoft 365 にもWeb版が使用できるプラン があります。
Web版 は Microsoft Exchange(以下 Exchange) が付帯されたプランを使用すると、利用が可能です。
あとがき
長く情シスをやっているといろいろなシステム導入に関する問い合わせが多くよせられます。
そんな相談の中にそのよくあるシステムに関して、Microsoft Office もあるのですが、案外安くない買い物のためしっかりとした調査が必要です。
以前の主流は オープンライセンス または ボリュームライセンス という必要な数量を購入、1つのプロダクトキーをもらう(アクティベーションは無いのでインストール台数は紳士協定!)というものでした。
現在は Microsoft 365 (旧:Office 365)の登場によりサブスクリプション契約になっているのですが、自分の情報のアップデートを図る意味も込めてブログにまとめました。
本当はOutlookに関してのみちゃちゃっと書くつもりでしたが、気になってもので・・。