役立つパソコンの知識を発信

経理職におすすめのパソコン4選!選定ポイントや必要スペックも解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

経理職は、細かい数字を正確に取り扱う必要があるため、社内のなかでも几帳面でしっかりした責任感のある人でないと務まらない仕事です。

そんな経理業務を効率良くこなすのに必須のアイテムがパソコンです。経理職に適したパソコンを選ぶことで、ミスを減らして迅速で正確な作業が可能になります。

この記事では、経理職におすすめのパソコンを4機種ご紹介しています。選定ポイントや必要スペックも合わせて解説しました。経理職に最適なパソコンをお探しの方は、ぜひご参考にしてみてください。

目次

経理職向けのパソコンを選定するポイント

経理職向けのパソコンを選定するポイントは、以下の6点です。

  1. MS Officeが安定稼働するスペック
  2. クラウド版ではない会計ソフトも快適に動作
  3. 大きく見やすい画面
  4. テンキー付きキーボード
  5. 高いセキュリティ機能
  6. 保守サポートの充実

それぞれのポイントを押さえることで、経理職に最適なパソコンが選べます。ぜひご覧になってみてください。

1. MS Officeが安定稼働するスペック

経理職のパソコンは、決算書の作成や経理データの処理にWordやExcelを使用するため、MS Officeが安定稼働するスペックが必須です。ほかにもPowerPointやOutlook、OneNote、OneDrive、Teamsをはじめとする社内外のコミュニケーションや業務効率化に必要なツールがMS Officeにあります。これらのツールがスムーズに動くことで、生産性が向上します。

2. クラウド版ではない会計ソフトも快適に動作

企業によってはWordやExcelを使わずに、会計ソフトで経理業務をおこなうところもあります。会計ソフトは、クラウド版とインストール版があり、インストール版はランニングコストが不要で、機能性やカスタマイズ性が高いです。ただし、会計ソフトは高機能なため、低スペックのパソコンだと動作が重くなります。MS Officeと同じく快適に動作するスペックが必要です。

3. 大きく見やすい画面

経理職は、細かい数字をたくさん取り扱います。小さい画面では数字の読み間違えなどが起こりやすいため、大きく見やすい画面のパソコンを選ぶことがポイントです。画面が見やすいと疲労も軽減されるため、生産性も上がります。

経理職は社外にパソコンを持ち出すことは少ないですが、社内の会議や報告などで頻繁に持ち運ぶような場合は、小さめのパソコンを選んで外部ディスプレイを導入すると良いでしょう。

4. テンキー付きキーボード

経理職は数字入力が多いため、テンキー付きキーボードを搭載した機種をおすすめします。効率的に数字入力できるため、作業スピードが上がります。ただし、テンキー付きキーボードのパソコンはサイズが大きいため、持ち運びには不便です。持ち運ぶために小さめのパソコンを選ぶ場合は、外付けのテンキーを利用しましょう。

5. 高いセキュリティ機能

会社のデータはすべて機密情報ですが、とりわけ経理データはコアな情報です。不正アクセスや情報漏洩があれば致命的なダメージを受けるため、高いセキュリティ機能をもったパソコンが推奨されます。顔認証や指紋認証、デバイス暗号化、リモートロック、リモートワイプ(遠隔消去)などのセキュリティ機能があります。

6. 保守サポートの充実

パソコンは精密機器のため、いつ不具合を起こすかわかりません。万が一のときに充実した保守サポートがあると安心です。自然故障のほかに、落下や水こぼし、落雷、火災などによる故障や破損も保証範囲とするサービスもあります。経理職はパソコンがないと務まらないため、サポート拠点が多く、すぐ出張修理に来てもらえるメーカーだとさらに便利です。

経理職向けパソコンの必要スペック

選定ポイントがわかったところで、具体的にどのくらいのスペックがあれば良いのかを見ていきましょう。経理職向けパソコンの必要スペックは、以下のとおりです。

OSWindows11 Pro
CPUIntel Core i5 12世代以上
メモリ8GB以上
ストレージSSD 256GB以上
ディスプレイ13から16インチ
重量持ち運びしないので不問
(持ち運ぶ場合は、1.2kg以下が目安)
外部端子USB Type-C、HDMI、外付けテンキー用(必要な場合)

OSは、一般的な経理職ならばWindowsが最適です。そのなかでも「Windows11 Pro」は高いセキュリティ機能をもち、不正アクセスや情報漏洩などを防止します。BitLockerによるデバイス暗号化や、仕事用と個人用のデータを分離して管理するWindows情報保護(WIP)などが使えるためおすすめです。

頭脳となるCPUは「Intel Core i5 12世代以上」、作業机となるメモリは「8GB以上」あると、MS Officeや会計ソフトの動作が重くならず、スムーズで快適な経理作業ができます。

データを保存するストレージは、HDDではなく「SSD 256GB以上」を推奨します。HDDに比べて処理スピードが格段に速く、静音性も高いです。SSDは衝撃に強く耐久性があるため、故障のリスクも減らせます。また、256GB以上あれば容量を圧迫することなく、快適な動作を維持できます。

ディスプレイは「13から16インチ」を選ぶと、画面が大きく細かい数字も見やすいです。持ち運びたい場合は、小さめの13インチで重量は1.2kg以下を目安に選びましょう。

外部端子は、オフィスワークで一般的に使用される「USB Type-C」や「HDMI」とともに、外付けのテンキーを使用する場合は、その接続端子も必要です。

経理職におすすめのパソコン4選

必要スペックがわかったところで、実際にどのような機種があるのか見ていきましょう。経理職におすすめのパソコンは、以下の4機種です。

  1. ThinkPad L15
  2. VAIO Pro PH
  3. HP Probook
  4. DELL Vostro

それぞれの特徴やおすすめポイントを解説していきます。

1. ThinkPad L15

Lenovoの「ThinkPad L15」は、15.6インチの大きくて見やすい画面をもつパソコンです。高スペックでテンキー付きキーボードも搭載し、経理作業において最適なパフォーマンスを発揮できます。また、高いセキュリティ機能を備えた「ThinkShield」が情報漏洩を防止します。セキュリティチップ(TPM)によるデータ暗号化や指紋認証が可能です。

2. VAIO Pro PH

ソニーが販売を手がける「VAIO Pro PH」は、デスクトップ並みの高いパフォーマンスを出せるノートパソコンです。15.6インチの大きなディスプレイで、細かい数字が見やすいです。キーボードはテンキー付きのため、数字入力も効率良くできます。また、光学ドライブが付属しているのが特徴です。

3. HP Probook

HPの「Probook」は実用性がありながら、コストパフォーマンスの高いパソコンです。15.6インチと13.3インチがあるため、持ち運びの必要性でサイズを選択できます。堅牢性が高く、過酷な環境で動作テストをする米軍調達基準(MIL-STD)をクリアしています。万が一故障しても、全国にサポート拠点が420箇所あるため安心です。

4. DELL Vostro

DELLの「Vostro」は、スモールビジネス向けに開発されたパソコンです。リーズナブルでありながら、一般的な経理職で必要とされる基本的な機能とセキュリティ対策を備えています。13インチから16インチまで豊富なラインナップがあり、さらにニーズに合わせて細かくカスタマイズできるのが特徴です。

まとめ

経理職向けパソコンの選定ポイントや必要スペックを解説するとともに、おすすめのパソコンを4機種ご紹介しました。

・MS Officeが安定稼働するスペック

・クラウド版ではない会計ソフトも快適に動作

・細かい数字の読み間違いを減らす大きく見やすい画面

・数字入力の効率を上げるテンキー付きキーボード

・不正アクセスや情報漏洩を防止する高いセキュリティ機能

・万が一のときの保守サポート体制も充実

これらのポイントを念頭において、経理職に最適なパソコンを選んでいただけると幸いです。

この記事をシェア
  • URLをコピーしました!
目次